Netflix『SとX』第3話〜5話ネタバレあり考察
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「体の関係がなくても、この人と一緒にいたい」。Netflixシリーズ『SとX』の中盤、第3話から第5話は、そんな問いを深く掘り下げるエピソードが続きます。
中島健人さん演じるセックスセラピスト・霜鳥壱人と、新木優子さん演じる佑美の関係を軸に、この記事ではEnchanteの視点からドラマを読み解いていきます。
第3話〜第5話で描かれたエピソード
第3話:フラッシュバックと、バーチャルセックスへの依存
霜鳥と佑美の関係が深まりかけたその矢先、霜鳥は突然のフラッシュバックを起こし、佑美を思わずはねのけてしまいます。自分でもコントロールできない反応に戸惑う霜鳥の姿から、彼自身が抱える過去の傷の深さが見えてきます。
同じ頃クリニックには、来栖大介(ユースケ・サンタマリアさん)の紹介で、バーチャルセックスから抜け出せなくなった企業経営者が訪れます。仕事では成功しているのに、現実の人間関係では心を開けない。バーチャル空間の中でだけ、対等な自分でいられるという告白が描かれるエピソードです。
第4話:盗撮という行為の裏にある心理
第4話でクリニックを訪れるのは、盗撮によって治療を受けることになった患者です。霜鳥は、この行為の根っこにあるのは性欲そのものというより、バレないかもしれないというスリルへの依存であると指摘します。
さらに、「相手も同意しているはず」という思い込み、いわゆる認知のゆがみにも踏み込み、被害者にも一人ひとりの人生があるという当たり前の事実を突きつけます。
この回、霜鳥と佑美は、体の関係を持てないことをお互いに正直に伝え合った上で、交際をスタートさせます。
第5話:交際が世間に知られるとき
第5話では、霜鳥と佑美の交際が週刊誌にスクープされ、二人は一気に世間の好奇の目にさらされることになります。
佑美の職場であるテレビ局では、先輩キャスターの数馬俊(中村蒼さん)や後輩の鴻野未来(久間田琳加さん)との人間関係も並行して描かれ、佑美自身の立場の難しさも浮き彫りになります。セックスレスであることを世間に知られるかもしれないというプレッシャーの中で、二人がどう向き合うのかが、このエピソードの見どころです。
Enchanteが見る、"セックスレス"というテーマ
このエピソードで印象的だったのは、霜鳥と佑美が「セックスができない」という事実を、隠さずに、そして責め合わずに受け止めていたことです。セックスレスというと、多くの場合ネガティブな響きで語られがちです。
けれどEnchanteは、セクシュアル・ウェルビーイングとは「誰もが同じかたちの親密さを持つべき」という発想そのものを問い直すことだと考えています。ウェルビーイングとは、一時的な高揚ではなく、心・身体・暮らしを含めて無理なく満たされている状態のこと。体の関係の有無だけで、二人の関係の質を測ることはできません。
バーチャルセックスに依存していた経営者も、盗撮を繰り返していた患者も、根っこにあったのは「本当の意味で誰かとつながれない孤独」でした。性の悩みは、体だけの問題ではなく、心のありようと深く結びついている。それを、このドラマはあらためて教えてくれます。
自分のペースで、自分の心地よさを見つけるために
パートナーとの関係に悩んだとき、まず取り戻したいのは「自分自身の感覚」です。Enchanteは、セックスレスや体の悩みを抱える方にこそ、自分の身体と静かに向き合う時間を持ってほしいと考えています。
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パートナーと過ごす時間にも、自分だけの時間にも寄り添うランジェリーは、日々のセクシュアル・ウェルビーイングを支える存在です。
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まとめ
第3話から第5話にかけて、『SとX』はバーチャルセックスや盗撮といった、これまであまり語られてこなかったテーマにも踏み込んでいきます。けれどその根底にあるのは、常に「人と深くつながることの難しさ」と「自分自身と向き合うことの大切さ」でした。
次回は、いよいよ最終話までのエピソードを振り返りながら、霜鳥と佑美の物語がどのように結ばれていくのかをご紹介します。